越前水仙花咲かそう大作戦      H25.6.13

      

 平成25年6月13日(木)越前町左右地区の水仙畑で開催された「越前水仙花咲かそう
大作戦」に今年もボランティアとして女将4名が参加して参りました。

 水仙は数年に一度の改植が必要らしく、生産者が高齢化していることでこの作戦が
行われています。
 昨年初めてボランティアに参加しましたが、今回は球根を掘り起こして植え替える一連の
工程をすべて体験しました。 
 和気あいあいと笑顔をみせながら楽しく作業をして参りました。
 ただ余りの急斜面なので、帰りには足がふらふらでした。

清風荘 べにや 灰屋 みのやの各女将?

 ここからはべにや女将のリポートです。

 広い空、広い海が一面に見渡せる絶景の中〜しかし足元は、急斜面30度?に驚きです。
 「水仙が眺める景色はこんなんか・・」と、水仙になったつもりで頑張りました。
 
 福井県花の越前水仙が、大勢の方の愛情と力と努力で守られていることに感動しました。
 冬の斜面に咲く水仙の景色は、まさしく「世界遺産」に匹敵すると思いました。
 今年も、観光のお客様にしっかり越前水仙のことをお伝えしなければ・・。

 みのや泰平閣若女将からは・・。

 青々とした広大な日本海を見ながらの景色が最高でした。
 大変でしたが、皆で楽しくおしゃべりしながらの植え込み作業はとても楽しかったです。
 そして、かいた汗がとても気持ちよかったです。
 JAの方のツッコミ、笑い、大雑把、マイペース、女将全員我が道を行くという感じでした。

 冬の福井の魅力をPRする「水仙娘」にエントリーしようかと思いましたが、水仙娘は無理
なので格好だけしてPR隊しますと言ってきました。
 しかし清風荘女将だけは水仙娘になる気満々でした。
 福井県のイメージダウンになるかもしれないですが、半年後だからエステにプチ整形あり
でチャレンジ予定です。

べにや女将・・球根が愛おしそうです! 皆さんと・・すばらしい日本海を背に・・ リリーブライドレッド

 翌日JAの方に、リリーブライドレッドという品種の素敵なゆりの花を届けていただきました。
 また、より深く築かれる絆に感謝の気持ちでいっぱいです。


 グランド女将からはまた新たな「越前水仙」のストーリーをひとつ。
 
 福井県が生んだ国際人 岡倉天心は今年生誕150周年を迎えます。
 両親が福井県生まれで、終世福井県を心の故郷としたことで知られています。
 
 天心は亡くなる一ヶ月前にカルカッタの女性詩人に宛てた手紙の中で
 「もしも私の祈念碑を建てねばならぬというのであれば 水仙をすこしばかりと
 香しい梅樹を植えよ。」と記している。
 越前を心のふるさとと慕った天心が 水仙をこよなく愛したことがうかがえる。 
                                (乗鯨神来 2013年 夏号より)


 このようなストーリーをこれからも発掘していきたいと思います。

 お世話になったJAの皆様ありがとうございました。
 冬に可憐な越前水仙がいっぱいいっぱい咲きますように・・。